- 在来工法とは?
- 在来工法とは日本の伝統的な工法で土台や柱、梁などを用いて組み立てられる木造軸組工法です。
柱・梁・筋交いなど、木の軸を組み立てられることから木造軸組工法と呼ばれ、木材を最大限に活かすことにより、丈夫で耐震性、耐久性のある家づくりが可能になります。特長として間取りの自由度が高いこと、大きな開口部がつくれること、増改築が行いやすい点が上げられますが、やはり、気候・風土に適した工法こそが、永い歴史のなかで実証されてきた昔ながらの在来工法です。それはお寺など、数百年耐え続け今に残っており木材が生きている証でもあります。昔ながらの在来工法で金具などを使用しない家が大地震でもビクともしない。それは木を知り尽くした職人が造り上げた家。高度な技術で木材のもつ特長を最大限に活かすことで2世代、3世代と受継ぎ、住む人と財産を守り続けることができます。
- 自由な間取りで耐久性のある家造りができます
- 在来工法の特長でもある自由な間取りが可能です。大きな開口で開放感のある空間、変形敷地や狭い敷地など、その土地に合わせ構造の制約も受けにくく柔軟性に優れています。また、次の世代に残せ、増改築など、生活様式の変化にも柔軟に対応できる特長があります。木の特長を活かし骨組みが丈夫であれば、どの工法より耐久性のある家づくりが可能になります。住む人の生活スタイルに合わせ頑固で丈夫な構造で次の世代に残せる家づくりをご提案いたします。
- 長く住める住宅を目指して
- 将来性を考えたとき、やはり在来工法が増改築に一番柔軟に対応できる工法です。
当社の特長でもある、次の世代に残す耐久性のある家は、次の世代の生活スタイルに合わせ、改築が可能です。またリフォームなど、木を知り尽くした職人が構造を見極め、耐久性のある修繕や改修を行っています。構造に欠陥があると自由な間取りやリフォーム・増改築に制限もでてきますので、将来性を考え、在来工法での家づくりをお勧め致します。
在来工法の構造のメリットやデメリットなどご説明します。日本伝統の木造建築技術である在来工法の構造とは?またそのメリットとデメリットとは?
在来工法の構造
在来工法の構造は木質構造の種類の一つなので在来軸組工法とも言われていて、軸組みと床組みと小屋組みの三つから成り立っている構造が主体になっています。それに加えて、その主体の構造部分を支えるような部分の基礎から出来ている作りのことをいいます。
日本古来の木造建築技術に根底が在来工法ですが、近年、耐震構造なども考慮し、ツーバイフォーなども取り入れ年々進化しています。
在来工法の構造はこのような感じで三つの部分と基礎から成りたっているのですが、流れや工程的には、まずは地質調査が行われて、その場所に家を建築することが可能なのかどうかを確認します。
そのうえで地鎮祭が行われて遣り方が行われて、そして基礎の工事が始まります。
在来工法の基礎の部分の構造に当たるのがこの基礎工事の段階で施工が始まるということになりますがその後は棟上げという順番で家を建てていくことになります。
在来工法の構造はしっかりとした段階も踏んでいますし、基礎と他の部分が三つに分かれていることもあってしっかりとしているような構造が特徴ですが、どんなメリットデメリットがあるのか紹介してみたいと思います。
在来工法のメリット
まず在来工法の構造上のメリットとしては、木を加工するので構造に合わせ様々な加工で対応出来るというメリットがあります。
加工『仕口と継ぎ手』が多種多様であれば、それはいいかえれば将来的に増築をするという場合や、改築をするという場合でも簡単に行うことができるということにつながります。
また工事に入ってからでも変更をすることができるという柔軟に対応できることも在来工法の構造のメリットの一つです。
他にも湿気にも強い構造になっていますし、コンクリート、鉄骨に比べ軸『人間で表す骨』が木材ですので冬は暖かく夏は涼しい、また外断熱工法、軸組パネル工法など部位別にあらゆる工法を組合せ出来る構造ともいえます。そして対応年数も他の工法の構造に比べると長いというのもメリットの一つです。
在来工法のデメリット
在来工法の構造上のデメリットというのは何があげられるのでしょうか。そのデメリットはやはり建築に日数がかかってしまうということでしょう。他の工法の構造に比べると基礎から三つの部分に分かれているのでしっかりした作りではありますがそれが逆に日数がかかるというデメリットにもなり得るということです。
また、多種多様な加工がありますので、大工さんの腕に頼るところも多く、熟練した大工さんと経験の浅い大工さんでは住宅の完成精度に差がつきやすい工法でもあります。
家を購入する際や建てる場合にはどんな工法や構造で建てられているのか確認することは必要ですが、在来工法の構造を理解しておけばどんな建て方なのか名前を聞いたときでも、すぐに理解することができていいのではないでしょうか。
そして、木は伐採してからも曲りや反り、ひびなどもあり木を知り尽くしている大工さんでないと対応出来ないのもデメリットですね。
間取りは、毎日の暮らしを左右する上で重要になりますので、プロの力を借りたほうが良いと私は考えます。
そして、建築家に設計してもらう、あるいは設計士さんに設計してもらう場合に、おすすめしたい方法は、家に対して望むことを、文章で良いので細かく書いて渡す方法です。
- 家族構成
- 趣味
- どんな暮らしがしたいか
- 将来、家族の暮らしで変化しそうな部分
を始めとして、家に望むこと、例えば
- 共働きなので、家事を楽にしたい。
- 家族で本を読んだりパソコンが出来る、スタディコーナーが欲しい。
- 床は無垢にしたい。
- 将来は、母が同居する可能性があるので、6畳以上の和室が必要。
- 予算はトータルでこれくらい
- ペットを飼いたいと思っている
- ピアノを置きたい
などなど、漠然とした希望で構いませんので、どんどん細かく文章化していきます。
そして、その中で、重要なことと、できれば実現出来たらいいな、と思うことを分けていきます。
気になる家の写真や切り抜きなどがあれば、数点ご用意してもらうと、勘のいい建築家や設計士さんは、そこに共通する好みや希望を読み取ってくれるものです。
このようにして、打合せを始め提案をいくつか決めて行きましょう。
そうすると、自分で考えていた以上の良いプランが出来てきたりします。
全体的にいいな、と思ったり、見た時にワクワクする、生活しやすそうだ、など気に入ったプランがあれば、それをベースに細かい希望を反映させていけば良いと思います。
間取りは、お施主様の新生活を送る上で妥協する事の出来ない過程です。
焦らずにゆっくりと時間をかけて、ライフスタイルを家族皆さんで決める事が、より一層家族の絆を深め、新しい生活を築く基礎創りこそが本来のプランニングとも、私は思います。『足元は、しっかりしたいですね』
我々会社側は契約欲しさに間取り、プランニングを早めに決定して次の打合せ段階に進めがちですが、あらゆる方向から『人の動線、風の入りと出、採光、家具の配置、照明スイッチの位置など』見直す事も必要過程なのです。『ブレない軸創り』で金井建設は注文住宅をお届けしています。